退職や就職、転職と言ったものはすべて人事課が担当しています。
自分が入社したとき、人事部の方から食堂の使用時間や食券の入手法さらには駐車場の使い方など様々なことを指導して頂きました。
では、退職するときは直接人事部に相談すべきなのでしょうか。
今日は、それを考えてみます。
◆人事課の仕事
まず、人事課の仕事についてです。
人事課の仕事には主に、以下のようなものが有ります。
採用の決定
部署内の補給の為、を行い人を採用します。
募集、審査、採用決定、その後のフォロまでを一貫して行います。
研修・教育
新卒者や中途夜陰の基本的な研修や教育を行います。
尚、細かい仕事内容は配属部署で指導されるためここでは主に食堂の使い方や残業の時のカードの押し方、各部署の案内などが中心となります。
労務の管理
労働時間の管理や健康診断及び人間ドックなどや安全衛生管理など社員が健康で安全に働くサポートをします。
人事管理及び人事評価
社員の適性を見極め、適材適所に配置・異動をするのは人事課の仕事です。
人事課の仕事と言ってもすでに、ある部署からの異動に関しては本人及びその所属長の意見なども判断基準となります。
また、人事評価に関しては直接的にはその部署の所属長の評価によるものと成りますが、スケールの策定やデータの管理は人事で行います。
会社の制度や整備
生産性向上や安全に社員が働けるよう、職場環境の整備及び制度の提案等を行います。
たとえば、今はやりの社内全面禁煙などを制定し実行するのは人事の仕事です。
◆人事と総務の違い
簡単に言うと、社員の教育、採用、評価といった直接社員と関わる仕事が「人事」で入社や退職手続き、社会保険や給料計算と言った法律や会社の規約に基づく事務的な仕事が「総務」です。
ただ、人事課と総務課はほとんどの会社が同じ総務部に属する場合が多いです。
◆退職は人事に相談してもよいのか
退職の相談は原則、その部署の直属の上司です。したがって人事へ相談してもほとんどの場合は直属の上司に相談してくれと言われてしまう可能性は大です。
しかし、自分のかこの経験で直属の上司では無く直接、人事に相談して退職した人もいました。
どうしても言いづらく、パワハラが怖いので有れば一度ダメ元で人事に直接相談するのも有りかと思います。
ただし、その場合、あなたの直属の上司のメンツは潰れることは覚えておいてくださいね。
◆人事に直接相談して良い場合とは?
人事に直接相談するのは基本的にはNGですが良い場合も有ります。
それは、直属の上司もその又上の上司もあなたの相談を聞いてくれず、手続きをすすめてくれない場合です。
その場合は、その旨を人事担当者に話し手続きを進めてもらってください。
前で「人事に相談すると直属の上司のメンツが潰れるのでNG」と書きましたが、その上司が相手にしてくれないのなら堂々と人事担当者に相談すべきです。
ちなみにですが、もし会社そのものがブラックで「上司からでないと受け付けない」なんて言われた場合には速やかに「労働基準監督署」へ相談しましょう。
法的な条件を満たしていれば間違い無く、あなたは退職できます。
◆最後に
退職を人事担当者に相談することは原則、NGですが上司が相談に乗らない場合やパワハラ、セクハラが酷く怖い場合などは思い切って人事に相談するのも有りです。
どちらに話すにせよ勇気がいることだと思いますが、長い人生においてはほんの一時の事です。あなたがここから更に飛躍しあなたらしい人生を歩まれることを心よりお祈りしてます。
頑張ってくださいね!
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