先日、金曜ロードショウで3・11東日本大震災の映画「FUKUSIMA」を見ました。
あの大惨事から早くも10年、早いものです。
FUKUSIMAははじめて見ましたが、そうそうたる俳優陣でビックリしました。
主役は佐藤浩市さんでしたが、渡辺謙さんの存在感がものすごく、見ていて圧倒させられました。
内容は、地震後の福島原発の津波による放射能漏れを命がけで止めようとする関係者の実話に基づく戦いですが、
当時、放射能漏れをテレビでしか見ていなかった自分は、このように、命を賭けて戦っていた人がいたことなど知るよしもありませんでした。
次々と起こる想定外のトラブルに翻弄されながらも最後まで諦めず、団結して危機をを乗り切った方々には本当に頭が下がります。
実は、もう定年になりましたが自分の兄は当時、東電の社員でした。
テレビで、東電が叩かれるのを見るたび正直、あまり気持ちの良いものでは有りませんでした。
当時兄は、現場は本当に大変だと言っていたのを思い出します。
渡辺謙さん演じる本部長さんがガンでお亡くなりになったのはニュースで見た記憶がありますが、
今思えば、このようなサムライが早く世を去ってしまうのはとても残念です。
また、今更ながらですが関係者の方々には心よりお疲れ様でしたと伝たいです。
今は、ネットなどでも匿名を良い事に他人を傷つけ時には死にまで追い込む日本人とは思えない人たちも少なからずいる中で
10年前、命を賭けて戦った素晴らしい方たちがいたことを肝に命じるべきだと思います。
このようなサムライが、日本にいることを同じ日本人として誇りに思います。
最後に被災者の皆様の一日も早い完全復興を深くお祈りすると共に、犠牲者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。
合唱
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