積立NISAは金融機関を選び投資しますが、金融機関をそれを変更するタイミングはいつが良いのでしょうか。
今日は、積立NISAの金融機関変更のタイミングについてです。
◆変更のタイミングは年1回
NISA口座を開設している方が、証券会社や銀行などの金融機関を変更したい場合は年単位で変更することが可能ですが、変更手続きを行うにはタイミングが重要です。
金融機関を変更場合は変更したい年分の前年の10月1日から、変更したい年分の属する年の9月30日までに手続きする必要があります。
例えば、2021年分の口座に対して金融機関を変更したい場合、2021年9月30日までに、手続きします
また、2021年分の口座は今のままで2022年分から金融機関を変更したい場合は、2021年10月から2022年9月までの間に手続きが必要です。
ただ、たとえ変更可能なタイミングでも変更したい年分の属する年の1月1日以降、すでに変更前の金融機関のNISA口座で買付けをしていると最短で次の年分からの変更となります。
◆積立NISA金融機関変更のメリットとデメリット
積立NISA金融機関変更にはメリットとデメリットがあります。
メリット
自分に合った金融機関を探すことで以下のメリットが考えられますが、該当しない場合には変更するメリットはありません。
・手数料が安くなる
・運用商品の選択肢が広がる場合がある
・運用レポートが見やすくなる、アプリで売買注文の操作など
・買い物などに使える「ポイント」が貰える。
デメリット
・全ての変更手続きが完了するまでに1ヶ月近くかかることがある
・変更前の金融機関のNISA口座にある上場株式や株式投資信託等を変更後の金融機関のNISA口座に移すことができない
・金融機関を変更した場合、ロールオーバーができない
※ロールオーバーとは、5年間の非課税期間が終了すると、翌年のNISAの非課税枠に繰り越し、さらに5年間、非課税措置を受けることが可能な処置の事です。
◆NISA口座金融機関変更手続の仕方
必要書類の申請み
変更前の金融機関に、金融機関を変更したい旨を連絡し、必要書類(金融商品取引業者等変更届出書)を送って貰います。電話かインターネットでよいです。
書類の提出
だいたい一週間ぐらいで書類が送られてくるので必要事項を記入して変更前の金融機関に提出します。
勘定廃止通知書
勘定廃止通知書が送られてくるので、新たに変更しようとする金融機関の口座開設書類「非課税口座開設届出書」等を作成します。
その時、口座の種類も変更する場合は、希望する口座の種類を選択して記入してください。
書類提出
作成した書類を新たな金融機関に提出します。
変更完了
約1~2週間程度で手続が完了し新しい金融機関でNISA口座開設となります。
◆最後に
積立NISAの金融機関の変更を検討する場合には、メリットが有るかを必ず確認しデメリットも吟味するようにしてください。
自分的には、投資に詳しくない人は変更せづにそのままでも良い気がします。
メリットとデメリットをよく考えてから手続してください。
では
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