はじめに
近年、退職代行サービスの利用者が増えています。退職をスムーズに進めるために便利なサービスですが、「退職代行を使うと退職金はもらえるのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。
結論から言うと、退職代行を利用しても退職金が支払われるかどうかは 「会社の退職金規程」 によります。退職代行業者の役割を正しく理解し、退職金を確実に受け取るためのポイントを押さえましょう。
この記事では、退職金の基本的な仕組みや、退職代行業者・弁護士に依頼する場合の違いについて詳しく解説します。
退職金とは?その基本を知ろう
退職金の法的な位置づけ
退職金は 給与とは異なり、法律で必ず支払わなければならないものではありません。
企業ごとに「退職金規程」が定められている場合のみ支払われます。
✅ 退職金が支払われる条件
- 会社の就業規則や退職金規程に退職金制度がある
- 退職金の支給要件(勤務年数・退職事由など)を満たしている
✅ 退職金が支払われないケース
- 会社に退職金制度がない(中小企業やスタートアップなどに多い)
- 規程があっても、自己都合退職では支給されない場合
- 重大な懲戒処分(横領・背任行為など)を受けた場合
まずは 自分の会社に退職金規程があるかどうか を確認することが重要です。
退職代行を利用すると退職金はどうなる?
退職代行を利用しても、退職金規程がある会社なら 通常通り支払われる可能性が高い です。
ただし、以下の点に注意が必要です。
✅ 退職金の減額や不支給になる可能性があるケース
- 退職金規程で「会社が不利益を被る退職」の場合に減額・不支給の規定がある
- 退職代行を利用することで「無断欠勤扱い」になる場合(事前に確認が必要)
- 就業規則に「懲戒解雇」時の退職金不支給の規定がある
特に 「円満退職」 できるかどうかが、退職金を満額受け取るカギとなります。
退職代行業者ができること・できないこと
退職代行業者には 「一般業者」と「弁護士が対応する業者」 の2種類があります。
それぞれの違いを理解し、適切な業者を選びましょう。
① 一般の退職代行業者(民間企業)
✅ できること
- 本人に代わり会社へ退職の意思を伝える
- 退職届の提出サポート
- 会社との連絡を代行(出社不要にする)
❌ できないこと(非弁行為となるため)
- 退職金の交渉
- 未払い給与や残業代の請求
- 損害賠償請求の対応
一般の退職代行業者は、「伝えるだけの役割」 であり、交渉はできません。
② 弁護士が対応する退職代行サービス
✅ できること(法律の専門家として交渉可能)
- 退職金の交渉
- 未払い給与・残業代の請求
- 有給消化の交渉
- 損害賠償リスクの対応
弁護士が対応する退職代行なら 法的に有利な条件で退職できる可能性が高い です。
ただし、費用は一般の退職代行業者より高額になるため注意しましょう。
退職金を確実に受け取るためのポイント
① 退職前に退職金規程を確認する
会社の就業規則や退職金規程を確認 し、支給条件を把握しておきましょう。
② 退職理由に注意する
「自己都合退職」「懲戒解雇」などにより、退職金の減額・不支給となるケースがあります。
円満退職を心がける ことが重要です。
③ 交渉が必要なら弁護士に相談する
退職金の減額や未払いのリスクがある場合は 弁護士の退職代行 を利用するのも一つの方法です。
④ 退職届の内容に注意する
「一身上の都合により退職します」といったシンプルな表現にとどめ、
会社側に有利な解釈をされないようにしましょう。
退職金を重視するなら「円満退職」がベスト
退職金を確実に受け取るには 「円満退職」 が理想的です。
円満退職に向けて、以下のポイントを押さえましょう。
✅ 円満退職のためのポイント
- 退職の意思は早めに伝える(2週間前が法律上の最低ライン)
- 会社の規程に沿った手続きを守る
- 必要があれば弁護士に相談する(交渉が必要な場合)
退職代行を利用する場合でも、なるべく トラブルを避ける姿勢を示す ことが大切です。
まとめ:退職代行を使っても退職金はもらえる?
✔ 退職代行を利用しても、退職金規程があれば基本的にもらえる
✔ ただし、退職の仕方次第で減額・不支給となるリスクがある
✔ 交渉が必要なら弁護士対応の退職代行を選ぶのがベスト
✔ 退職金を確実に受け取るには、できるだけ円満退職を目指す
退職代行サービスは便利ですが、退職金の交渉までは対応できない業者が多い ため、
退職金を確実に受け取りたいなら 弁護士に相談する ことも検討しましょう。
あなたの円満退職と新しいスタートを応援しています!
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